翌日 1人で 東京に帰って。

その次の日から 仕事が 始まって。


色々 考えることは あったけど。

また 日常に 流される日々…


誠から 連絡があったのは 週が変わってから。


『この前は お疲れ様』

ちゃんと 連絡をしてくれたことが 嬉しくて。


『こちらこそ。送ってもらって ありがとう』

誠のラインに 私は 笑顔になっていた。


『もう 仕事 始まってるの?』

『うん。お年玉セール 真っ只中』

『じゃ 忙しい?メシでも どう?』

『もちろん 大丈夫』


誠と 待ち合わせを 決めて。

私は 弾んでいる 自分に気付く。


「ちょっと デートみたいじゃない…」

ひとり言も 鼻歌混じりで。


ただ 同級生と 会うだけなのに。