翌日、朝から仕事が2本入っている。
ロケとスタジオ収録…
無事、昼には終わったので、そのるさんとランチに行った。
二人でたくさんまたお笑いの話を語った。
昨日、アイツと久しぶりにそのるさんのライブ会場で出逢ったことや、清羅さんとのことも。
ランチを終えたオレらは店を後にした。ランチ代はそのるさんが出してくれた。
オレらは運動がてら、歩きながら宝石店へと向かっていた。
二人で行ったら勘違いされるだろうかととか考えながら。
「お前がプロポーズするなら俺もしようかな」と言い出したそのるさん。
二人でプロポーズ用指輪を見に来た。
お店に入ると、爽やかな男性店員がオレに声をかけてきて、
オレは色々見せてもらいながら数十分悩んで決めた。
そのるさんを対応したのは女性定員で、そのるさんもなんとかペアリングが決まったらしい。
オレらはお互いに良い買い物をして店を出た。
その後、カフェでお茶した。
オレはコーヒー飲みながら、
『今日夜、会える?』と清羅さんにLINEしてみた。
そのるさんも、恋人さんに連絡したらしい。
夜、オレは清羅さんと少しオシャレなレストランに誘い、食事を楽しんだ。
そして、「俺と結婚してください」とシンプルにプロポーズして指輪を差し出した。
清羅さんは泣きながら何度も頷いてくれた。
「ありがとう」って。
そして、近いうち、ご両親に挨拶に行くことになった。
この時、初めて知らさせた事実にオレは言葉を失った。
オレと付き合ってて結婚したいってことを親に何度も話して、最初、芸人さんだろう?と反対されたことも教えてもらった。
その後に知らされた内容がオレにとっての驚愕の事実だった。
それは…オレがまだ消防士だった頃、オレに命を救って貰ったと言うことだった。
確かに、オレもあのときの記憶はある。
火の手が建物全体を覆い、人がとても中に入れる状態じゃなかった。ご両親は助け出され、酷くなる前に出てこれたけど、1人娘さんだけが取り残されていた。
見守るしか出来ない環境で、仲間に止められた記憶がある。
それでもオレは必死で助けようと火の中に入ったんだよな。仲間の言葉も聞かずに。
これからをまだまだ生きるべきはずの命がまだ中にあると。
このときはホントに助けたくて、火の中で死ねるなら消防士としての責任は果たせてるとか思ってたな。
なんとか彼女を連れ出し、病院に送った。
オレは幸い消防用の服のお陰で軽い火傷ですんだけど、彼女は大火傷を負い、意識不明の状態で何日も病室で生死をさ迷ったんだっけ?
オレはそれがただ心配で毎日病院にお見舞いに行っていた…
そのときの彼女が清羅さんだって言うのか?
嘘だろ…そんなの、信じられなかった。
しかも、あの時、病院で嫁入り前の娘に後でも残ったら…何て言うご両親にオレ、
それが理由で、結婚できなかったらオレが責任もって一生大事にします!とか宣言しちゃってたよね?
ってことはこれは運命だったのか?
オレが偶然出逢ったオレのファンだと思ってた人は最初から、オレを選んで探してくれていたってことなのか?
だからこんなにも、泣いて喜んでくれたの?オレのプロポーズを。
ずっと待っててくれたのか?
「…気づいて無くてゴメン」オレはそう謝った。
横に首をふって「…ううん。私と一緒に生きることを選んでくれてありがとう!」と清羅さんは笑った。
ロケとスタジオ収録…
無事、昼には終わったので、そのるさんとランチに行った。
二人でたくさんまたお笑いの話を語った。
昨日、アイツと久しぶりにそのるさんのライブ会場で出逢ったことや、清羅さんとのことも。
ランチを終えたオレらは店を後にした。ランチ代はそのるさんが出してくれた。
オレらは運動がてら、歩きながら宝石店へと向かっていた。
二人で行ったら勘違いされるだろうかととか考えながら。
「お前がプロポーズするなら俺もしようかな」と言い出したそのるさん。
二人でプロポーズ用指輪を見に来た。
お店に入ると、爽やかな男性店員がオレに声をかけてきて、
オレは色々見せてもらいながら数十分悩んで決めた。
そのるさんを対応したのは女性定員で、そのるさんもなんとかペアリングが決まったらしい。
オレらはお互いに良い買い物をして店を出た。
その後、カフェでお茶した。
オレはコーヒー飲みながら、
『今日夜、会える?』と清羅さんにLINEしてみた。
そのるさんも、恋人さんに連絡したらしい。
夜、オレは清羅さんと少しオシャレなレストランに誘い、食事を楽しんだ。
そして、「俺と結婚してください」とシンプルにプロポーズして指輪を差し出した。
清羅さんは泣きながら何度も頷いてくれた。
「ありがとう」って。
そして、近いうち、ご両親に挨拶に行くことになった。
この時、初めて知らさせた事実にオレは言葉を失った。
オレと付き合ってて結婚したいってことを親に何度も話して、最初、芸人さんだろう?と反対されたことも教えてもらった。
その後に知らされた内容がオレにとっての驚愕の事実だった。
それは…オレがまだ消防士だった頃、オレに命を救って貰ったと言うことだった。
確かに、オレもあのときの記憶はある。
火の手が建物全体を覆い、人がとても中に入れる状態じゃなかった。ご両親は助け出され、酷くなる前に出てこれたけど、1人娘さんだけが取り残されていた。
見守るしか出来ない環境で、仲間に止められた記憶がある。
それでもオレは必死で助けようと火の中に入ったんだよな。仲間の言葉も聞かずに。
これからをまだまだ生きるべきはずの命がまだ中にあると。
このときはホントに助けたくて、火の中で死ねるなら消防士としての責任は果たせてるとか思ってたな。
なんとか彼女を連れ出し、病院に送った。
オレは幸い消防用の服のお陰で軽い火傷ですんだけど、彼女は大火傷を負い、意識不明の状態で何日も病室で生死をさ迷ったんだっけ?
オレはそれがただ心配で毎日病院にお見舞いに行っていた…
そのときの彼女が清羅さんだって言うのか?
嘘だろ…そんなの、信じられなかった。
しかも、あの時、病院で嫁入り前の娘に後でも残ったら…何て言うご両親にオレ、
それが理由で、結婚できなかったらオレが責任もって一生大事にします!とか宣言しちゃってたよね?
ってことはこれは運命だったのか?
オレが偶然出逢ったオレのファンだと思ってた人は最初から、オレを選んで探してくれていたってことなのか?
だからこんなにも、泣いて喜んでくれたの?オレのプロポーズを。
ずっと待っててくれたのか?
「…気づいて無くてゴメン」オレはそう謝った。
横に首をふって「…ううん。私と一緒に生きることを選んでくれてありがとう!」と清羅さんは笑った。



