前座終わり、挨拶に行く。
売れてる芸人のもとへ。複雑な想いは残しながらも、オレは良いものが出来たと満足していた。
「いやぁ~おれら。良い刺激受けちゃって!」と興奮気味に言われて嬉しかった。
ソロになったことを後悔していないと言えば嘘になる。
けど。アイツと過ごした時間は確実にオレを成長させてくれた。そんな気がしていた。
これをきっかけに、オレは少しずつ前座とかに呼んでもらえるようになって、仕事も増えた。
忙しくて清羅さんと会える日も少なくなった。
けど、清羅さんはそんなオレにファンレターを書き続けてくれた。
『恋人』で『オレの大ファン』だと言う清羅さんはLINEすることとは別に必ず、オレの出る姿をチェックし、ファンレターとして手紙を送ってくれていた。
それが嬉しかった。
オレは久しぶりの休みに息抜きがてらにそのるさんの単独ライブを見に行っていた。
やっぱり凄い。カッコいい
オレは終わってもしばらくその場を動けずにいた。
そしたら、オレの数席隣にも動けずにいる男性がいた。
圧巻と言えるそのるさんのライブにオレは言葉を見つけられずにいると、
「終わったんだけど~二人ともそろそろ帰ってくれないかな?」とそのるさんに言われてオレとその人は慌てて立ち上がり、会場を後にした。
そして、出たところで気づいた。
アイツだって…向こうも気づいたみたい。
何年も会ってなかったけど、オレらは飲みに行くことにした。
居酒屋で昔話に花を咲かせ、たくさん色々話した。
「で、お前は順調なの?」とオレが聞くと、
「まぁね。オレはあれから他の誰とも組む気になれなくて、引退したよ。今はベンチャー企業の社長だ」とアイツは言った。
嘘?!ホントに…
「辞めたの?後悔は無い?」とオレは聞く。
「後悔?無いよ。今はやりたいことを思い切り楽しんでるよ。あ、でも俺はお前の活躍ちゃんと見てるよ?頑張ってるね!」と言ってくれた。
「ありがとう」とオレは言った。
「…そろそろさ、色々決断迫られる時だね?」と言われて、オレは一瞬悩んだ。
けど、わかった。そっか、清羅さんのことだ…
と納得したオレは決意した。
プロポーズを。
「今度会うときは、結婚式かなぁ?」と笑いながら言われた。
「そうだね!だと良いけど」とオレは言って笑った。
「…また会おうね!じゃぁそろそろ帰ろ」と言われてオレらは別れた。
家に帰るとシャワー入って寝床についた。
売れてる芸人のもとへ。複雑な想いは残しながらも、オレは良いものが出来たと満足していた。
「いやぁ~おれら。良い刺激受けちゃって!」と興奮気味に言われて嬉しかった。
ソロになったことを後悔していないと言えば嘘になる。
けど。アイツと過ごした時間は確実にオレを成長させてくれた。そんな気がしていた。
これをきっかけに、オレは少しずつ前座とかに呼んでもらえるようになって、仕事も増えた。
忙しくて清羅さんと会える日も少なくなった。
けど、清羅さんはそんなオレにファンレターを書き続けてくれた。
『恋人』で『オレの大ファン』だと言う清羅さんはLINEすることとは別に必ず、オレの出る姿をチェックし、ファンレターとして手紙を送ってくれていた。
それが嬉しかった。
オレは久しぶりの休みに息抜きがてらにそのるさんの単独ライブを見に行っていた。
やっぱり凄い。カッコいい
オレは終わってもしばらくその場を動けずにいた。
そしたら、オレの数席隣にも動けずにいる男性がいた。
圧巻と言えるそのるさんのライブにオレは言葉を見つけられずにいると、
「終わったんだけど~二人ともそろそろ帰ってくれないかな?」とそのるさんに言われてオレとその人は慌てて立ち上がり、会場を後にした。
そして、出たところで気づいた。
アイツだって…向こうも気づいたみたい。
何年も会ってなかったけど、オレらは飲みに行くことにした。
居酒屋で昔話に花を咲かせ、たくさん色々話した。
「で、お前は順調なの?」とオレが聞くと、
「まぁね。オレはあれから他の誰とも組む気になれなくて、引退したよ。今はベンチャー企業の社長だ」とアイツは言った。
嘘?!ホントに…
「辞めたの?後悔は無い?」とオレは聞く。
「後悔?無いよ。今はやりたいことを思い切り楽しんでるよ。あ、でも俺はお前の活躍ちゃんと見てるよ?頑張ってるね!」と言ってくれた。
「ありがとう」とオレは言った。
「…そろそろさ、色々決断迫られる時だね?」と言われて、オレは一瞬悩んだ。
けど、わかった。そっか、清羅さんのことだ…
と納得したオレは決意した。
プロポーズを。
「今度会うときは、結婚式かなぁ?」と笑いながら言われた。
「そうだね!だと良いけど」とオレは言って笑った。
「…また会おうね!じゃぁそろそろ帰ろ」と言われてオレらは別れた。
家に帰るとシャワー入って寝床についた。



