オレと清羅さんは並んで座り、その前に、清羅さんのご両親が座る。
オレは単刀直入に「…ご挨拶にも来ず、いきなり失礼だとは思ってます。けど、これからの人生に清羅さんに隣にいてほしいと心から願ってます。なので、清羅さんと結婚させてください!」とオレは頭を下げた。
クスクス笑い出すお母さん。
お父さんは少し間をあける。
怖くて顔をあげられないオレ。
「…ウチのヒーローは娘の運命の人なのね~」とお母さんに言われてオレは顔を上げた。
「娘から話しは全部聞いてるよ。君が稼げなくなっても一緒に乗り越えたいんだって。ちゃんと幸せになってくれるなら、もちろん歓迎だよ!娘のこと、よろしくお願いします」とお父さんに頭を下げられた。
オレはてっきり反対されるものだと思っていたので、思い切りフリーズした。
「…フリーズしてるね?大反対されて追い返されるとでも思ってたのかしらね?」とお母さんの声が聞こえる。
「まぁ、普通の芸人さんなら大反対してるとこだけどね。キミなら仕方ないよね。娘のヒーロー、ワシらのヒーローだもの。あ、そう言えば名前、ちゃんと聞いてなかったな」とお父さんに言われて、
「渡辺渉と言います」とオレは言った。
「…渉くん、大切な娘なんだ。何があっても幸せになってくれ」とお父さんに言われて、
「もちろんです。絶対に幸せになります。二人で。共に歩み、寄り添いながら時には喧嘩することもあるかもしれませんが、それでもたくさんの笑顔で溢れる家庭にしていきたいと思います」とオレはお父さんの顔を見て言った。
少しカッコつけすぎたかも知れないと思いながら。
「もぉ~」って照れながらオレの肩をバンバン叩く清羅さん。
お母さんとお父さんはそんなオレらを見守ってくれた。
その後はたくさん色んな話をした。
お父さんとお母さんはホントに嬉しそうに清羅さんのことを話してくれた。
アルバムも見せてもらった。
昔から変わらず可愛い。そして、たくさんの人に囲まれてる写真が何枚もあった。
しばらくして、オレは「お家、少しコンパクトになりましたよね?でガレージとお庭を広げたんですか?」と聞いてしまった。
「よく、わかったわね。今はお庭を趣味にして遊んでるのよ。これからは夫婦二人になるし、これくらいがちょうど良いわ、清羅が結婚したら、その車を止められる分くらいのスペースも必要でしょう?」とお母さんは言った。
なるほど、ちゃんと計算されて、ここに2度目の家が建ったわけか。
今度はお父さんがフリーズする番だった。
ホントに驚いたみたい。何故気づけたのかって。
オレは笑ってごまかし逃げ道を探した。
オレは単刀直入に「…ご挨拶にも来ず、いきなり失礼だとは思ってます。けど、これからの人生に清羅さんに隣にいてほしいと心から願ってます。なので、清羅さんと結婚させてください!」とオレは頭を下げた。
クスクス笑い出すお母さん。
お父さんは少し間をあける。
怖くて顔をあげられないオレ。
「…ウチのヒーローは娘の運命の人なのね~」とお母さんに言われてオレは顔を上げた。
「娘から話しは全部聞いてるよ。君が稼げなくなっても一緒に乗り越えたいんだって。ちゃんと幸せになってくれるなら、もちろん歓迎だよ!娘のこと、よろしくお願いします」とお父さんに頭を下げられた。
オレはてっきり反対されるものだと思っていたので、思い切りフリーズした。
「…フリーズしてるね?大反対されて追い返されるとでも思ってたのかしらね?」とお母さんの声が聞こえる。
「まぁ、普通の芸人さんなら大反対してるとこだけどね。キミなら仕方ないよね。娘のヒーロー、ワシらのヒーローだもの。あ、そう言えば名前、ちゃんと聞いてなかったな」とお父さんに言われて、
「渡辺渉と言います」とオレは言った。
「…渉くん、大切な娘なんだ。何があっても幸せになってくれ」とお父さんに言われて、
「もちろんです。絶対に幸せになります。二人で。共に歩み、寄り添いながら時には喧嘩することもあるかもしれませんが、それでもたくさんの笑顔で溢れる家庭にしていきたいと思います」とオレはお父さんの顔を見て言った。
少しカッコつけすぎたかも知れないと思いながら。
「もぉ~」って照れながらオレの肩をバンバン叩く清羅さん。
お母さんとお父さんはそんなオレらを見守ってくれた。
その後はたくさん色んな話をした。
お父さんとお母さんはホントに嬉しそうに清羅さんのことを話してくれた。
アルバムも見せてもらった。
昔から変わらず可愛い。そして、たくさんの人に囲まれてる写真が何枚もあった。
しばらくして、オレは「お家、少しコンパクトになりましたよね?でガレージとお庭を広げたんですか?」と聞いてしまった。
「よく、わかったわね。今はお庭を趣味にして遊んでるのよ。これからは夫婦二人になるし、これくらいがちょうど良いわ、清羅が結婚したら、その車を止められる分くらいのスペースも必要でしょう?」とお母さんは言った。
なるほど、ちゃんと計算されて、ここに2度目の家が建ったわけか。
今度はお父さんがフリーズする番だった。
ホントに驚いたみたい。何故気づけたのかって。
オレは笑ってごまかし逃げ道を探した。



