あの日の初恋を君に〜六人の主人公〜

未来がメドゥーサを召喚すると、未来たちの前に立ったメドゥーサの青い瞳が赤く染まっていく。その刹那、ゴトンと大きな音を立てて岩に変化した槍がいくつも地面に落ちた。

「どうやら、この遺跡には財宝を守るために仕掛けがいくつもしれているみたいです」

マルコが真っ青な顔で言い、帆高が「未来ちゃんの力で何とか仕掛けを通り抜けられないかな?」と訊ねた。未来は少し考え、「他の精霊たちにも協力してもらおうかな」と本から次々に精霊たちを召喚した。

「シヴァとヴィシュヌ、それからガネーシャは仕掛けを壊して!そして八咫烏には安全な道を教えてもらいたいの」

未来はインド神話に登場する破壊の神たちと日本神話に登場する道案内をしてくれる烏を呼び出した。

「すごい……」

マルコの呟きに、帆高が「未来ちゃんは魔獣使いですから!」と笑う。その様子をレイフがつまらなさそうに見つめていた。

インドの神様たちは次々に危険な仕掛けを破壊していき、八咫烏のおかげで未来たちは安全な道で奥へと進んでいく。