あの日の初恋を君に〜六人の主人公〜

「皆さんで手分けして探せばあっという間です!この遺跡はいつ崩壊するかわかりません。一刻も早くこの遺跡から財宝を見つけ出さないと!」

確かに、千年前に作られた遺跡ならば脆く崩れやすいのかもしれない。瑠花が「灯りを渡しますね」と言い魔法でランプを出した。

「三人グループが二つと四人グループが一つで行きましょう」

ジェシカがそう言い、未来はレイフと帆高、そしてマルコと四人で財宝を探すことになった。他のグループは、英美里とジェシカと大地、ポールと瑠花と瀧だ。

「足元は暗いし、気を付けないとね」

英美里がそう言いながら、全員に防御魔法をかける。そして未来たちは暗い遺跡の中へと足を踏み入れた。



遺跡の中には、大きな岩がいくつも落ちており、足元をきちんとみていないと危ない。壁には壁画が描かれ、壁に作られた穴には当時使われていたのであろう生活用品が置かれていた。

「遺跡に入るなんて初めて……。ドキドキする」