あの日の初恋を君に〜六人の主人公〜

「エディス!!勝手に家から飛び出して心配していたのよ!!もしもこの勇者様たちがいなければお前は死んでいたかもしれないのよ!!」

そう言いながら、女性はエディスを泣きながら抱き締めている。瑠花が「エディスくんのお母さんですか?」と訊ねると、女性はピタリと泣くのをやめて未来たちを見つめた。

「そうです!この子の母で名前はマリアと言います!この子を助けていただいて、ありがとうございます」

頭をまた下げられ、未来は「いえ。エディスくんが無事でよかったです」と笑う。すると、騒ぎを聞きつけたのか背の高い男性とエディスより小さな男の子も登場した。父親のマークと弟のジュディスだ。

「村の人たちはあなた方を嫌うかもしれませんが、私たちは感謝しています」とマーク。

「お姉さんたちかっこいい!一緒に遊ぼう!」とジュディス。

この人たちは温かく迎え入れてくれてよかった、そう未来は安心する。そしてエディスとジュディスに「遊ぼう!!」と言われ、未来たちは外に出た。