ベジタブルハンバーガー


話しながら

駅と家の分かれ道に着いた



「あーぁ…
もぉ、着いちゃった…」



オレも同じことを思った



「ルカ、ありがとう…
最高の誕生日プレゼント」



「最高かな…
それは、わかんないけど
来年も一緒に迎えようね、誕生日」



「うん
じゃあ、再来年もね」



「うん」



来年も再来年も

一緒に誕生日を迎えても

ノアはまだ20歳(はたち)で



わけーな!って思った



「ルカの誕生日も一緒にお祝いしようね!」



「オレはできれば誕生日迎えたくないな」



切実に思った




ノアと目があって

ノアが恥ずかしそうにしたから

オレも恥ずかしくなった



「じゃあね…」



「うん
会いに来てくれてありがと!」



「うん」



「またね!」



「うん、またね」



またね…



そう言ったけど



「ルカ…!」



駅に向かって歩きだそうとしたら

ノアに呼び止められた



「なに?」



「付き合ってるんだよね?
付き合ってるんだよね、私たち」



そう聞かれた



改めて言われると恥ずかしくなる



「なに?確認?

うん、付き合ってるよ」



「よかった…」



ノアの顔が安心した



「ノア、気を付けて帰れよ」



「うん、ありがと」



手を振ったノアの長い髪が揺れた



かわいいな…



後ろ姿を見送った