ベジタブルハンバーガー


ピンポーン…



「はーい」



ノアは元気そうだった


制服じゃないノア
初めて見た



「ルカが来てくれるなんて
痛い思いしたかいがあった」



「そんな思いしなくても…」



「でも、そんな思いしなかったら
私のところに来てくれなかったでしょ?」



「うん、確かに…」



「もぉ会えないと思ったけど
また会えた」



ノアが嬉しそうな顔をした



この子は
そんなにオレに会いたいと思ってくれてたんだ



「寄ってく?
ママお茶用意してたよ!」



「いや、ここで帰る
お母さんは?」



「ママ?
さっき出かけたよ」



「ちゃんと言ったの?
オレが来るって」



「言ったよ
友達が来てくれるから
なんか用意しといてって」



「男って言ってないでしょ」



「うん…言ってなかったかな…」



「来たのがオレってわかったら
お母さんきっと驚くよ」



「そぉかな?」



女子高生の家に来た友達が

25歳の男って…驚くでしょ



「まだ、痛いの?」



「んー…どぉかな…
とりあえず薬飲んでる」



「無理するなよ」



「うん」



「コレ、好きでしょ…
前に言ってたから…」



「わぁ!こんなにいっぱい?
しかもコンビニ限定味じゃん!」



コンビニの袋いっぱいに詰まった

じゃがりこを見てノアが喜んだ



「食べすぎてまた腹痛くするなよ」



「うん
少しずつ大切に食べる」



「じゃあ、オレ帰るね
お大事に…」



「うん
来てくれてありがと!

ねぇ…ルカ、もぉ会えないの?」



「…」



会えないって

言えなかった