ジャー…
ベッドから出てキッチンで水を飲んだ
「…りっくん?」
「あ、ごめんね…起こした?」
「んーん…寝てなかった
なんか、いろいろ考えてた…」
「いろいろって…?」
「これからのこと…」
これから…
その中にオレはいないんだよね
そう思うと辛かった
「…なに?いろいろ心配なの?」
確かに
いろいろ心配だよね…
梨花さん離婚しなかったら
一生お金には困らなかっただろうな
仕事なんかしないで
ずっとあのマンションにいれたのに
「りっくん…」
「ん?」
「近くに、来てよ…」
「近くって…?」
「こっち、来て…」
暗闇の中、梨花さんの声が聞こえた



