はぁはぁはぁはぁはぁ

勢いで屋上来ちゃったけど…

なんで…なんでよ!

なんで居るのよ…

ガチャ

睦「はぁはぁはぁはぁ

やはりここに居ましか

妃音ちゃん大丈夫ですか?」

妃「なんで来たの?

帰って?1人にして」

睦「あなたを一人になんて出来ません」

妃「1人にしてって言ってるでしょ!?」

コツコツコツコツコツコツ

ギュ

え…今睦月に抱き締められてる…?

睦「妃音ちゃん…いえ

妃音、忘れたんですか?私の事」

妃「え…?何言ってるの?」

プチップチッ

え…何…!?

なんでボタン外してるの…!?

シャラン

睦「このネックレス持っててくれたんですね」

妃「なにいってるの?」

睦「覚えてませんか?幼い頃私が渡したものです

よ?将来結婚の約束をした証です

俺だって持ってますよ?あなたがあの日くれ

たネックレスをシャラン

ほらこれです」

妃「…そんな…」

睦「妃音

もし俺との結婚が無理ならその婚約指輪

を通したネックレスを渡して貰えません

か?俺もこれは返します」

妃「待って…睦月

返さないよ…?私は私は…」

ガチャ

魁「はぁはぁはぁはぁ

妃音!頼むから話を聞いてくれ!!」

妃「久しぶりだね?魁斗

みんな勢揃いで何しに来たの?」

ゾロゾロゾロゾロゾロ

魁「妃音頼む話を聞いてくれないか?」

心「妃音ねぇ!タッタッタッギュ」

妃「ヨシヨシ( ´。•ω•)ノ"(っ <。)

心音大丈夫だよ?」

心「妃音ねぇ…」

妃「心音?颯馬の傍に行ってな?」

心「コクン」

タッタッタッタッタッタッ

颯「ヨシヨシ( ´。•ω•)ノ"(っ <。)

心音。見届けよう」

心「そうだね…決めるのは妃音ねぇだもんね」

妃「話って今更何?」

魁「妃音ごめん

俺お前のこと好きなんだよ!

だけど、上手く伝えられなくていつも冷たく

して突き放してた。これ以上お前に惚れたく

なかったんだよ…お前を手放せなくなりそう

で…」

椎「にぃさんそれはにぃさんが逃げただけだ

ろ?にぃさんは妃音が居なくなるが怖かった

んだろ!?母さんみたいにいなくなると思っ

たからだろ!?ふざけんなよ!?俺言っただ

ろ!?にぃさんが彼女出来って嬉しそうに話

してくれた時によ!彼女は母さんみたいに居

なくならないだからちゃんと伝えることは伝

えないとダメになるってよ!それがまさか颯

馬の彼女のお姉さんなんて知らなかったけど

な…」

魁「悪ぃ…椎名…」

椎「俺に謝っても意味ねぇだろ!?

1番苦しんだのはにぃさんじゃない!!

妃音だろ!?俺に謝んな!妃音に謝れよ!」

魁「妃音本当ごめん…

俺怖かったんだ…本当にごめん…

妃音戻って来てくれ…頼む…俺はお前が好き

だ」

妃「魁斗ありがとう

私は魁斗の笑顔が見れるだけでただそれだけ

でよかった…魁斗は私が居るとあんまり笑っ

てくれなかった…でもね?楽しかったよ?

魁斗が拓斗達と話してる時笑顔だから

それ見てたら私に笑いかけなくても魁斗が

ずっと笑顔ならいいって思えた…

だけど、やっぱり私にも笑いかけて欲しかっ

た…ぎこちない笑顔でも無く偽りの笑顔でも

なく普通の笑顔が見たかった…それでも叶わ

なかった…その時思ったんだよね…」

魁「何を…?」

妃「私は魁斗が好きなんじゃなく、魁斗の笑顔が

好きなんだって。あ、魁斗が嫌いとかじゃな

いよ?好きだけど一番は笑顔なんだなって

それでさ?少しの間会わなかった時あったよ

ね?」

魁「あぁ、敵が攻めてくるとかで色々やってた時

か」

妃「そうその時

家でのんびりしてた時に親に婚約者を探すか

らパーティーを開催するって言われたのよ

ね?思い出したの幼い頃に将来結婚の約束し

た人の事を私はその人のことを信じてたのか

もしれない迎えに来るから今は好きな人と

一緒に居れるのかもしれないって

だからさ、魁斗私は魁斗のこと好きだよ?

でも、魁斗の好きと私の好きは違う

今はっきりと分かったよ

魁斗に戻ってきて欲しいって言われた時

戻りたいって思うより睦月のこと考えた」

睦「え…?」

妃「私が魁斗の所に行けば睦月との約束は無くな

る。それは私が魁斗のことが好きって前提

だけど、戻りたいより友達として居たいって

思った。恋人としてじゃなく友達がいい

ごめんね?魁斗

少しの間だったけど彼氏で居てくれてありが

とう!これからは友達として居てくれないか

な?ダメかな?」

魁「分かった

妃音がそれでいいなら俺はお前の幸せを

願うよ。これからは友達としてよろしく

な?」

妃「もちろん!」

魁「俺らは行くな?」

妃「うん」

コツコツコツコツ

ガチャン

心「妃音ねぇ…」

妃「心音ありがとう

颯馬、睦月と2人だけにさせて欲しいの」

颯「いいぜ

行くぞお前ら心音もな」

心「うん!」

流「おう」

光「は〜い!!」

和「あぁ」

椎「コクン」

コツコツコツコツコツコツ

妃「和真ありがとうね?」

椎「別にいいよ後でね妃音」

妃「うん!」