二人で料理を温めて綺麗に盛り付けてテーブルに並べる。 するといつも見慣れた料理なのに別物のような高級感漂うフルコースになった。 「美味しそう…」 思わず呟いた。 「随分豪華に見えるな」 そう言った相沢くんは空のワイングラスを2つテーブルに並べた。 「これで完璧」 とバッグからシャンメリーを取り出す。 「凄い!」 思わず拍手して喜ぶと相沢くんの破顔した顔が見えた。