君がいたから 陽翔、結菜side


涙を流している、結愛の背中を擦りしばらくたつとドアが開き蓮先生と陽翔が入ってきた。


「結愛は泣き虫なんだから
でも、もう蓮先生きているから………… 」


涙でいっぱいの結愛の顔をそっと撫でる。




「結愛…おはよう 」


「………おは…よ」


挨拶を交わす蓮と結愛…



蓮先生はときどき深刻そうな顔をするものの

結愛を見るときは笑顔。

辛いはずなのに、結愛を安心させようとしてくれるのが伝わってきた。


私も見習わないとと思い、そっと結愛の手を握る



「結愛………検査結果話すね 」


蓮先生が結愛の前にきて言うと、より緊張感が増してきた。


昨日聞いたはずなのに、
嫌な感じにドクンと心臓が音をたてる。