「あんた、彼女居んの?」
私はスカートを軽く
叩きながら、唐突に質問を
ぶつけてみた
「居たらお前とこんな所で一緒に寝転んだりしねーよ」
私は笑った
「じゃー、好きな子は?協力してあげてもいいけど?なんたってあたしら、凄い友情だからね!」
「居ねーよ、そんなもん」
富永は私から目をそらした
「つまんないの」
私はそのまま屋上を後にした
「じゃあね富永!好きな子の一人や二人くらい、作れよ!青春男子!」
「バーカ」
私は軽い足取りで教室へ戻った