慧「…でも、正直、自信ないな。
小学生の頃からそれしか考えて
生きて来なかったから。」
桃花「そっか。…うん。
あんな…止めて欲しいって
大神が思うんやったら止めるよ。
でも、叶えたいって思うなら頑張り。
大神の願い叶えや。」
慧「だから、お前。ブレすぎ。」
桃花「仕方ないやん。
どっちの大神も応援してるんやから。
…せやけど…ワガママ言うならな。
私は、刑務所に入ってる大神より
学校で普通に生活してる大神が見たい。
刑務所に入ってる大神は見たくないよ。」
素直に伝えた。小細工なんて出来へんから。
桃花「大神の言う通りやわ。
私、めちゃくちゃブレてんな。
言うてる事、無茶苦茶やわ。」
慧「…うん、でも…。分かった。」
桃花「うん。」
相変わらず大神の表情は
曇ってたから、多分。全然。
私の言葉は無意味や思う。
けど、大神の事をまた1つ知って…
余計に笑わせたいと思った。



