甘い恋には程遠い


慧「俺も嫌だよ。成瀬と離れんの。
…どこの大学に行ったって
やる事はほとんど一緒だから。
どこでも受けられる授業と
成瀬 桃花の存在。…を、天秤に
かけてみたら、圧倒的に…
成瀬の方が大事だったから…。
親に頭下げて…この大学受けるのと
姉の復讐を果たせなかった事…
謝って…許して貰った。」

桃花「…辛い思い…したんやない?」

慧「…辛くはなかった。謝られたよ。
…慧を止めるべきだったのは…
私たちだったのに…って。
母さんが泣いてた。
その大学に通いたいなら通いなさいって。
珍しく父さんが父さんをしてたよ。
…全部…成瀬のおかげ。
久しぶりに家族らしい時間だった。」