甘い恋には程遠い


ほとんど毎日、この屋上で
大神とお昼ご飯を食べて。
色んな話をして、大神の沢山の
表情をこの場所で見た。

慧「だから、ここは…
俺にとって、とても意味のある場所だ。
雨続きだった俺の心を
照らしてくれる太陽に出会った場所だ。」

大神の事を好きやて
思たのもこの屋上で。
大神の辛かった過去を
聞いたのもこの屋上で。

慧「姉が悲しい最後を迎えた場所は
俺にとっての最初の場所だった。
暗くて辛くて苦しくて…闇の中にいた。
俺を見つけてくれた。
眉間にシワを寄せた、女神様には
程遠い。でも、女神のように優しくて
温かい心を持っている1人の女の子と出会えた。
…過去を生きる俺に、未来を教えてくれる。
ただ、純粋に楽しいと思える高校生活を
送らせてくれる、女の子と出会った。」