甘い恋には程遠い


慧「…でも、成瀬が来た日から
毎日のようにここで、話して。
喧嘩して。姉の話をして。
怒られて。怒って。説教されて。
泣かれて。責められて。
自分の気持ち曝け出して。
大切な事、伝えて…そうこうしてる内に
ここは…姉の事を思い出す場所じゃなくて
成瀬との思い出の場所になってた。」

私にとってもここは
大神との思い出の場所やった。

慧「…俺は、いつの間にか
朝、目が覚めて空一面の
青空が広がっていると嬉しいと
思えるようになっていた。
ああ、今日も成瀬と屋上で会えるって。
嬉しくなる。期待してしまうんだ。
成瀬の笑顔が見られる今日を。」