甘い恋には程遠い


慧「はい、撮ります。」

ーカシャ

せやけど、それじゃ物足りへん。

会えへんくなるんは
大神も同じやろ?

桃花「大神も写ろ。」

慧「俺はいいよ。
この中に入る程、親しくないし。」

ほら、また大神はそんな事を…

桃花「おおが…」

弘高「わー、傷つくわ。
俺は、大神くんの事。
結構、大事に思てんのに。」

私が言うより先に弘高くんが
言ってくれた。
伝えたかった言葉を。

慧「弘高さんって…案外
大人気ないですよね?」

弘高「少年の心は忘れへん方がええで?
特に大神くんは。
…まだ、高校生やねんから。
大人ぶるのは大人になってからでも
遅ないで。な?桃花ちゃん。」

桃花「うん。私も大神と撮りたい。」