甘い恋には程遠い


随分と渋ってたのに2人に
…ちゃんと伝えたんや。

父「挨拶した方がええか?
いや、せやけど…
こんな日やない方がええか…」

母「何言うてんの。
挨拶くらいしたらええやろ。」

父「いや、でも…手ぶらやし…」

て、悩んでるお父さんを
無視してお母さんは
大神の両親の元へと走って行った。

母「はじめまして。
成瀬 桃花の母です。」

慧母「あ。はじめまして。
大神 慧の母です。
いつもお世話になっております。」

母「あはは。やめてください。
お世話してもろてるのは
桃花の方ですよ。受験勉強も
随分と大神くんのお世話に
なってるみたいやし。」