桃花「それを…そんな風に…
言わんといて。…私の頑張りを。
これから、あんたと生きてこうと
必死になってる私を否定せんといて。」
慧「…そうだな。ごめん。」
分かってる。…ちゃんと。
大神が私の為を思って
言ってくれた事は。
だから、やっぱり私は
何が何でも合格したかった。
桃花「ごめん。私も。
なんや、情緒不安定や。」
慧「ううん。俺が悪かったよ。
試験まで後1ヶ月。死ぬ気でやるぞ。
俺が絶対に成瀬を受からせる。」
桃花「うん。…あの…
偉そうな事言うたのに
迷惑かけて…ごめんな。
大神、自分の勉強もあるのに…。」
慧「迷惑だと思ってるなら
手伝わないって。」
桃花「ありがとう。」
慧「ほら。今日も図書館
寄って帰るぞ。」
桃花「うん。」
4月にはS大の門をくぐりたい。



