甘い恋には程遠い


大神が何に悩んでんのか。怒ってんのか。
篤人くんと話す私を見て
何で自信がなくなったんか。
よう分かれへん。…けど、大神の
その言葉は嬉しかった。

弘高「子供の頃の桃花ちゃんは
篤人の事、好きやったと思う。
…せやけど、夏祭りの日。
大神くんと一緒に過ごす桃花ちゃん見て
変わったなって思ったよ。
大人になった。小学生の頃には
見られへんかった…心の奥底から
湧き出る感情?て言うたらええかな?
そうゆうの感じた。」

せやけど、ようやく分かった。
弘高くんの今の言葉を聞いて。

皆、勘違いしてる。
私が篤人くんの事を好きやと思てる。

篤人くんと大神。どっちを選ぶんかって
選択を迫られてる事にようやく気付いた。
アホや。皆…。大神も。一恋も。
弘高くんも。…選択肢なんてないのに。