慧「何の用?」
せやった。屋上の広さに
感動してる場合ちゃうわ。
大神を追いかけて来たのに
本質、見失う所やった。
てか、私が追いかけてた事
バレてたんや。
桃花「あんた、めっちゃ感じ悪いで。」
慧「…だから?」
桃花「まあさ。居りづらいのは分かんねん。
言葉遣いも違うし、馴染まれへんのも
仕方ない思うで。でも、あんたから
壁作ったら、やっぱりこっちも
話しかけづらいやん。せっかく同じ
クラスになったんやし、もっと皆と話そうや。」
はぁ。とため息をついた大神は
私を無視して、お前とは
話す気ないって空気を
醸し出しながら寝転んだ。
ほんま、癪に障るわ、この男。



