甘い恋には程遠い


先に歩いて行こうとする
大神を呼び止めた。

桃花「待って。大神!」

慧「何?」

なんや、よう分かれへんけど。
もうこのまま。ずっと。
大神が怒ったまま。
話すら出来へんくなりそうな気がしたから。

桃花「…大神が何でそんなに怒ってんのか
よう分かれへんのやけど…
分かり合えへんのかもしれんけど…
別れるとか言えへんよな?
これで、終わりって事はないよな?」

慧「そのつもりで
言ったんじゃないの?
大切な人って。
先に言ったのは成瀬じゃん。」

桃花「待ってよ。大神!私はそんなつもり…」

慧「行けばいいよ。楽しんでおいでよ。
大切な幼なじみと遊園地。楽しんできて。
もう最後のチャンスかもしれないじゃん。」