桃花「…ごめん。分かれへんわ。
私は同じくらい大切やねん。
大神も篤人くんも大切やねん。」
慧「どっちつかずなのは良くないよ。
あっちもこっちもだなんて欲張りだ。」
桃花「そんな事は分かってる。
せやけど、順番なんて決められへんよ。」
慧「…よく、分からないんだ。
俺には幼なじみなんていないから。
兄弟でもない。血の繋がりすらない。
ただ近所に住んでる人の事を
どうしてそこまで大切に思えるのか。
よく分からない。」
桃花「産まれた時から一緒におるから。
言葉も話せへん。自分の意志も
何もない時から隣におる人やから。
家族やないけど、家族みたいで…
血は繋がってないけど兄弟みたいな人。
せやから、やっぱり大切やねん。」
慧「そう。じゃあ…多分…
俺たち、分かり合えないね。」



