慧「…行くな。」
桃花「え?」
慧「頼むから…行くな…。」
桃花「何で?だって…久しぶりに
幼なじみに会えてんで?
何で?行ったらあかんの?
ちょっと話すだけやん。」
辺りを見回した大神は
私の手を掴みながら教室を出て
ズンズンと廊下を歩き始めた。
桃花「ちょ。大神!離してや!」
歩いて歩いて。
屋上へと続く階段の途中で
手を離した大神は
泣きそうな…でも怒ってるような
複雑な表情を浮かべてた。
桃花「大神。…どうしたん?」
慧「好きなのか?あの人の事。」
桃花「んー初恋の人やよ。
て言うても小学生の頃の話やけど。」



