甘い恋には程遠い


同窓会会場から駅に向かう帰り道。

今日の出来事を思い返して
なんやちょっとだけ顔がニヤけた。

大神の新しい一面を見る事が出来た。
前の学校のクラスメイトは
ええ人ばっかやったし
料理も美味しかったし大満足やった。

慧「…悪かったな。」

桃花「え?何が?」

せやのに、大神の表情は曇ってた。

慧「疲れさせたよな。
…また、嫌いになったか?
この街が。」