慧「それ、盛大な悪口?」
桃花「どっちかって言うと褒め言葉。」
慧「じゃあ、いいや。」
大神は私の座るベンチの隣に
腰かけると袋からパンを取り出して
食べ始めた。
…何か、めっちゃ普通やん。
3日前と何も変わってないやん。
慧「今日の弁当は小さいんだな。」
いや、やっぱり変わったか。
大神から話しかけてくれる事なんて
なかったもんな。
桃花「何ー?もしかして狙ってた?
そんな寂しそうな顔せんでも
あげるって。ほら、食べ!」
慧「いらねぇよ。」
桃花「遠慮せんでええやーん。
うちのお母さんの
超絶美味しい料理が恋しいんやろ。
明日からは大神の分も
作って貰うから今日はこれで我慢して。」



