甘い恋には程遠い


一恋「まあな。大神くんはモテる。
それは事実やで。せやけど
その大神くんが誰に恋するかは
誰にも分かれへんやん。」

桃花「一恋は大神が
私の事、好きや思てるん?」

一恋「ごめん。それは正直分かれへん。
私、クラス一のモテ男がクラス一の
地味子に恋する恋愛漫画とか嫌いやねん。
現実にあんな事起きる訳ないと思てる。
せやけど、大神くんが桃花の事
好きじゃないか?って聞かれると分かれへん。
でも…桃花の事が好きって
言われても驚けへんなとも思うねん。」

桃花「何で、そう思うん?」

一恋「もしも、それが恋やなくても
あんたの事、特別な人やとは
思ってると思うよ。
だって、私もあんたの事そう思てた。」

桃花「一恋が?」