甘い恋には程遠い


桃花「何で、私があんな
斜に構えた奴好きにならんとあかんの。
一恋の勘違いやで、それ。」

一恋「ほんまに勘違いならええけどさ。
大神くんが変わる前にちゃんと
考えた方がええで。ごめん、桃花。
もう授業始まるから切るわ。」

桃花「うん。」

一恋「ちゃんと休んで早く治しや。」

桃花「分かってる。
明日には復活したるわ。」

一恋「うん、待ってる。」

私は、別に大神と恋人になりたくて
近付いた訳とちゃう。

それに今でもほんまに
大神に友達が出来たらええなって
思ってんねん。

私の気持ちなんて
大神には関係ないねん。