そんな私の微妙な気持ち。
きっと、誰にも分かれへんやろうけど
何やめっちゃ苦しなった。

正直な事を言うと、今日はめっちゃ
疲れてるから家に帰って休みたい。

でも、このノートを渡す時に
先生に手伝ってあげてくれへんか?って
頼まれたら、私は絶対に頷いてしまう。

やりたくなくても、帰りたいって
思ってても、頷いてしまう。
そうゆう人間やねん。

このままここに数学のノートを置いて
立ち去りたい。知りませんでしたって
言えたら…楽やろうな。
…でも、仕方ない。
先生が…皆が…困ってるなら
助けるしかないねん。

決意を固めてもう1度、扉に手をかける。
先生にお願いされてもいいように
笑顔の準備をしながら。