桃花「大神。無理せんでええで。
さすがに多すぎやろ、これ。」
慧「大丈夫。食べるよ。」
そう言った大神はお皿に盛られた
料理を次々と平らげた。
私のお腹も。きっと大神のお腹も。
お父さん、お母さんのお腹も
満腹になってきた頃
何も事情を知れへんお父さんが
唐突に大神に尋ねた。
父「大神くんのご両親はお忙しいのか?」
慧「…えっと…ああ…」
父「いや。子供の
三者面談に来られへんほど
忙しいんかな思てな。」
桃花「お父さん。失礼やで。」
父「あ、申し訳ない。
悪いとかは言うてへんねんで。」
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