甘い恋には程遠い


慧「何でお前がここにいたのか
まだ…聞いてないんだけど。」

桃花「忘れ物。」

慧「じゃあ、取りに行けば?」

桃花「…取りに行くよ。
とりあえずその手、離して。
教室行かれへんから。」

当たり前やった。
こんな…涙で濡れた瞳で大神を
睨んだって。嘘ついたって…
騙せる訳なかった。

大神は離す所か、更に強く
私の手をぎゅっと握り締めた。

慧「なあ。」

桃花「…何?」