甘い恋には程遠い


慧「正直…、どっちが
いい先生かは分からないけど。
俺が、今…高校生の時に出会いたいのは
成瀬みたいな先生だよ。
大丈夫。どんな未来を選んでも
成瀬は絶対に人の役に立てると思う。
そこで必ず成功すると思う。」

大神のその言葉に…またドキッとして…
涙が…目から溢れ出した。

慧「心配するな。大丈夫。
周りも、成瀬と何も変わらない。
成瀬と同じただの高3のクソガキだ。」

あの日、皮肉交じりに大神へ向けた
私の言葉が、その瞬間、優しさに変わった。