私の頭から手を離した大神は ほんまにええ笑顔をしてた。 慧「例えば、俺と成瀬が 教師になったとするだろ。 俺は、完璧に勉強を教えられる。 どんなに難しい数式を解く自信もあるし 画数のやたら多い漢字も読める。 でも、生徒が何かに悩んでいても アドバイスなんて出来ないし 出来る事なら聞きたくない。 いざこざが起きても見て見ぬふりをする。 俺は、誰かに寄り添う事は出来ない。」 それから、寂しそうな顔で そう、自虐した。