甘い恋には程遠い


桃花「今まで…私な、自分の事
嫌いやとか思った事なかってん。
サカキさんみたいな可愛い子見ても
何で自分はこんな顔やねんって
僻んだ事もない。他人を羨ましいって
思った事もない。だって、そんなの
無意味やん。私は、私なんやし
羨ましがったってなれる訳でもないし。
自分の事、好きでいなしゃーないやん。
愛してあげたいやん。自分の事。」

それは、きっと、今日1日中
誰かに話したかった事で…。
ホコリみたいに溜まりに溜まった
弱音が溢れ出した。

桃花「せやけど、初めてさ…。
周りとの差みたいなの感じて。
ああ、あの子にはそんな夢があんねや。
あの子、あの大学に行きたいんや。
将来はそんな職業に就きたいんや。…て
皆、ちゃんと考えててさ現実見せつけられたわ。
皆、私と何も変われへん人達やて思てたけど
私と同じ、目の前の事を目一杯
楽しんでる人達やて思てたけど
何も考えてないのは私だけやった。」