甘い恋には程遠い


今日は風が強いせいか
私の髪の毛が大神の顔にフワッとかかった。

慧「…明日から、昼飯
教室で食べるわ。」

桃花「え?…あ、うん。
ええけど、突然どうしたん?」

慧「今の時期。花粉やばいから。」

桃花「何その理由。」

慧「負けた。俺の完敗だ。
お前のしつこさには敵わない。」

大神がそう思ってくれた事は嬉しい。
ちょっとでもクラスに馴染もうと
思ってくれたなら、嬉しいし
私の本来の目的はそれやった。

…やのに、私…ショック受けてる。