甘い恋には程遠い


一恋「そんなん、私に聞かれても知らんよ。
けどな、大神くん、なんやめちゃくちゃ
思い悩んでるみたいやったからさ…
多分、桃花。今、めちゃくちゃ泣いてんで。
さっきのメッセージも泣きながら
送ってきたでって言ったら…
ああ、そっか。そうだよな。…て。
ただそれだけ。私はそれだけしか言うてへん。
でも、その後…大神くん、笑ってたよ。
…何で、泣くかな…って言いながら笑ってた。
それ聞いた弘高が、多分、大神くんは
来るよって言ってた。
…私にも分かれへんけど。」

桃花「…そっか。」

その話を聞いただけでは
私にはよう分かれへくて。

まあ、でも、結果的に大神は今日
ここに来てくれた訳やから
それ以上は考えへん事にした。