甘い恋には程遠い


一恋「桃花、かき氷買いに行こ。」

桃花「うん。…あ、大神は?」

慧「俺はいらない。」

桃花「そっか。」

花火が始まる時間が近付くにつれて
人が多くなってきて
疲れた私らは神社の境内にある
長めのベンチを陣取った。

かき氷の列にすまし顔で並んでる
一恋とは今日、あんまり
話せてなかったから、あの事を
聞くのにええチャンスやった。

桃花「なあ、一恋。大神に何言うたん?」

大神が、ほんまに私が寂しいって
言ったから来てくれたにせよ。
1つだけ腑に落ちへん事があった。

大神がここに来ても一恋は驚けへんかった。
私はあんなに驚いたのに。