甘い恋には程遠い


一恋「ごめん、思い付きやってん。
でも、まあ、ほら。雰囲気も大事やん。」

桃花「確かに。浴衣着ると
一気に夏祭り感は増すな。」

しばらくそこで喋ってると
人混みの向こう側から
見覚えのある人がこっちに
向かって歩いてきた。

…え。何で…?何で…大神が…

一恋「あ!大神くーん!」

慧「…遅くなってすみません。
はじめまして。大神 慧です。」

私に声をかけるより先に
大神は弘高くんに頭を下げた。

弘高「初めまして。戸川 弘高です。
大神くん、よろしく。」

慧「…はい。よろしくお願いします。」