甘い恋には程遠い


慧「…ごめん…多分。
明日は行けないと思う。」

桃花「そっか。せやんな。
…うん。ごめんな。いきなり。」

慧「いや、あの…」

桃花「あ、ごめん!大神。
お母さんが呼んでるから切るわ!
また学校でな!」

心臓が張り裂けるかと思った。
大神に断られた瞬間…涙が溢れ出した。

涙で滲む視界の中で
一恋にメッセージを送った。

『大神、明日。用事あるみたいで
来られへんねやって。
私はええから。2人で行きなよ。』