甘い恋には程遠い


そんな毎日が1週間ほど続いた。

今日も、飽きずに私は大神を追いかける。

大神のおる場所は分かってる。
あいつは屋上が好きらしい。

ーガチャ

昼休みになると早々に教室を
出て行った大神を追いかけて
私も屋上へとやってきた。

こっちを一瞬見た大神は
もう何も言わへんかった。

いちいち反発するのも
面倒くさくなったんやろう。

桃花「あんた、毎日パンばっか
食べてて飽きへんの?」

慧「…ほっとけ。」

もうその返答も聞き飽きたわ。
と思いながら、お弁当箱を広げる。