甘い恋には程遠い


どうしよう。直接、顔見て話してないから
大神の気持ちが1つも分かれへん。
怒ってんのか呆れてんのか。
電話じゃ全然、分かれへん。

桃花「…ちゃうよ。」

…もう、辞めや。小賢しい事なんて
私には出来へん。言おう。
…大神に会いたいって。ちゃんと…言おう。

桃花「私は、大神と夏の思い出が
作りたいねん。…私は寂しかったよ。
大神に会われへん夏休み。
全然…。楽しくなかったよ…。」

今日、拒否られても…
また2学期には学校で会えるんやし。
そしたら、またしつこく付き纏えばええ。

桃花「…1回でええから。
学校以外で…大神に会いたい。
明日の19時。神社で
一恋達と待ち合わせしてんねん。
来れたらでええから、来て欲しい。」