甘い恋には程遠い


小さい頃は、私もよく遊んで貰ってて
一人っ子の一恋と私にとっては
お兄ちゃんみたいな存在やったから
2人が付き合ったって知った時は驚いた。

桃花「いや。私、おじゃま虫やん。
2人で行ってきなよ。」

一恋「何言うてんの?
あんたも誘ったらええやん。」

桃花「誘うって誰を?」

一恋「はあ?大神くんに決まってるやろ。
あんたの事やから、どうせ
大神くんに連絡取ってないやろ?
私が誘ってきたって連絡しいや。」

ほんまに一恋は私の事、よう分かってる。
当たり前か。幼なじみやもんな。

そりゃあ、私だって大神と
夏祭り行きたいし、行けたらええけど。
肝心のその連絡先を知らんねん。