これからの記憶をあなたと二人で

真那がいなくなった公園の中で晴人が一人佇む。

「あぁー俺何しててるんだろ」

晴人は少しため息を吐きながらほんとに好き

だったのになと声を漏らしてから自嘲気味に

少し笑って何かを吹っ切るように一筋の涙を

流して公園を後にした。