キミの香り ーDéjàvu デジャヴー 番外編


「なんか、あったかいの買ってこようか?」



「んーん…大丈夫だよ」


隣で寒そうに花火を見てる栞が気になった



ドーン…ドーン…ドーン…



オレの彼女だったら

手、温めてあげられるのに…



オレの彼女だったら

抱きしめてあげられるのに…



なんで

隣にいるのが

オレなんだろう




なんで

オレの彼女じゃないの?







ごめん、栞


オレのせいなのに…