キミの香り ーDéjàvu デジャヴー 番外編


一緒に店を出た



「ごめんね!
私のせいで帰るの遅くなって」



「いや…大丈夫…」




夏の夜風が

栞の香りを運んだ



それから

ずっと気になってた



タバコの匂い




当時はしなかったタバコの匂い



「…タバコ、吸ってんの?」



「…うん…ダメ…?」



「いや、別に…」




変わったね…栞


オレには

もぉ関係ないか




オレも変わったし…

何も言う権利ない