東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

嫌な物でも見るように、叶星は目を細めて睨んだ。

食えない奴。

でも、優雅だった。

ソファに腰を下ろした時、足を組んだ時、何気ない仕草。なにもかもが違っていた。

生まれついてから身に着けた所作というのだろうか。
根本的に何かが違う。

ハワイで、高級ブティックで買い物をする度に気づいていた何か。


このイライラの原因がわかってる。

副社長と自分とでは、もともと住んでいる世界が違う。

それは、お金では手に入らない、彼らだけの優雅で麗しい世界なのだ。