さっき聞いたばかりの副社長の声だ。
こうして聞くと、乱れのない落ち着いた響きだと思う。
ザラザラと叶星の感情を逆なでするが、それは先入観からくるのかもしれないし、よくわからない。
声そのものはゆったりとしている。
それに対して。
『内面……。外面はどうですか?』
そう聞く自分の声はいかにも挑戦的だ。
情けなさに泣きそうになった。
――ダメじゃん私、なにやってるのよ。
これはどう考えても、挑発しているのは自分ではないか。
穴があったら入りたい。叶星は本気でそう思った。
それにしても。
桃花も、よくもまぁあんな人に目を付けたものだ。どう逆立ちしてもあれは無理よと思った。
あれほど自信に満ちた男が、生半可な女性になびく筈はなしし、うっかり色目を使おうものなら、鼻の先で笑われるのがオチ。どう足掻いたところで、独り芝居で終わるのは目に見えている。
こうして聞くと、乱れのない落ち着いた響きだと思う。
ザラザラと叶星の感情を逆なでするが、それは先入観からくるのかもしれないし、よくわからない。
声そのものはゆったりとしている。
それに対して。
『内面……。外面はどうですか?』
そう聞く自分の声はいかにも挑戦的だ。
情けなさに泣きそうになった。
――ダメじゃん私、なにやってるのよ。
これはどう考えても、挑発しているのは自分ではないか。
穴があったら入りたい。叶星は本気でそう思った。
それにしても。
桃花も、よくもまぁあんな人に目を付けたものだ。どう逆立ちしてもあれは無理よと思った。
あれほど自信に満ちた男が、生半可な女性になびく筈はなしし、うっかり色目を使おうものなら、鼻の先で笑われるのがオチ。どう足掻いたところで、独り芝居で終わるのは目に見えている。



