東堂副社長の、厳しすぎる初恋 +7/18

「無理しないでね」
小さく囁いた。

ふいに大毅は動き出して、叶星を押した。
仰向けになったところに覆いかぶさるようにして、クスッと笑う。

「おはよう、叶星」

「おはよう。今日は休めるの?」

「十時には行かなきゃいけない」

「そうなの……」

「夕方には帰るよ」

「よかった」

そっとキスをした大毅は、
「エネルギーの補給をしなきゃ」
そう囁いて、顔を叶星の首筋に埋めた。

「えっ……」

唇を噛んで、快楽の予感に耐えながら、だからどうしてそんなに上手なの?と切なくなった。

「叶星、今日の予定は?」

答える時くらい指を動かさないでくれたらいいのに。
「なにも? あなたが、仕事なら……。スポーツクラブに、行こうかと、思ってた」

やっとの思いでそう答えると、「あそこはもう行っちゃだめだ」と大毅が言ってキスをした。

「わかった?」

「どうして?」

「あの男は信用ならない」